「テニススクールに通っているけど、全然上達しない」そんな悩みをお持ちの方もいるかもしれません。
実際、ずっと進級できない方や、同じミスを何年も繰り返している人、周りに1人や2人いますよね。
率直に言って、テニススクールに通うだけではテニスは上手くなりません。
テニスの技術は一朝一夕で身につくものではなく、地道に反復練習をすることで体が覚えていくからです。
テニススクールのレッスンは、一般的に週1回90分程度です。
それだけでは圧倒的に練習量が足りないので、上手くならないか、上手くなったとしてもスピードはうんと遅いです。
でも、仕事や家事などで忙しいと、なかなか練習時間が取れませんよね。
わたし自身も仕事と育児に追われ、スクール以外でなかなか練習できていません。
ただ時間がない中でも技術を磨き、試合にも挑戦してきました。それに、テニススクールに6年通ってわかったコツがあります。
そこで今回は、テニスを上達させるために、レッスンを受けるときに意識したいポイントをご紹介します。
これを実践すれば、月謝を無駄にせず、テニススクールの恩恵をしっかり受けられるようになります。
テニススクールで上達するために、意識したいポイント3選
目的を持つ

漫然とレッスンを受けていると、あっという間に時間が経ってしまいます。
週1回しか練習できないので、そんな淡白な時間を過ごしている場合ではありません。
上達したいなら、今の課題は何か?今日は何を意識するか?をしっかり考えることが大切です。
私はフォアハンドストロークが苦手で、つまらないボールでネットミスをしてしまうことに悩んでいました。
「1球目をミスしない」ということを意識して、練習に取り組んでいたら、しばらくしてストロークがだいぶ安定するようになりました。
そのように、目的を持つことで、目指すべきゴールが明確になるので、練習の効率が格段にあがります。
実践をイメージする

テニススクールは、レッスンのテーマが設定されているので、毎月違うテーマで練習することができます。
例えば1月はチャンスボール、2月は深くつなぐストローク、3月は平行陣…のような感じです。
そのテーマって、綺麗でかっこいいショットを打つためではなく、試合で有利に立つための手段なんですよね。
そこをはき違えて、全力で打ったボールがたまたまナイスショットで「よっしゃー!」と喜んでいる人が時々いますが、試合志向の私はそんな自己満プレイに興味はありません。
威力がなくてもまずはそのショットを確実に身につけたくて、威力は二の次です。精度が低いと実際の試合で使えないですからね。
新しいショットや展開を覚えるときは、試合で使っている姿を想像するのが上達のポイントです。
どんなボールも返球する

当たり前だけど、テニスは相手のボールを返さないとラリーが続かないですよね。
テニススクールでは、毎回メンバーが変わります。初めてラリーする人のボールって、なんか打ちにくくないですか?
試合はほとんどが初めての相手です。その度に「なんか打ちにくい」「いつもはもっとちゃんと返せるのに」と思って相手のボールのせいにしていたら、成長しません。
どんなに打ちにくいボールが来ても、打ち返す。あわよくば、相手が打ちにくいように返す。
そんな風に頭を使って、返球するようにします。
初対面の人とテニスができるのって、テニススクールぐらいですよね。
スクールでは色々な人のボールを打つ経験ができるので、上達したいならこれを使わない手はありません。
まとめ
テニスを上達させるために、レッスンの際に意識したいポイントをおさらいします。
- その日の目的を持つ
- 実践をイメージする
- 打ちにくいボールでも返す工夫をする
全体的に、受け身ではなく、頭で考えて主体的に取り組むことが大事なんだと思います。
テニススクールに通っていてもなかなか上達を感じられない方は、練習に取り組む意識を変えるだけで、変化が現れるかもしれません。
どれか一つでもいいので、ぜひ試してみてください。