ママになってからもなんとか時間をやりくりしてテニスを続けていますが、育児とテニスを両立していて気づいたある共通点があります。
実はどちらにも重要なのが、「メンタル(をコントロールする力)」です。
テニスで学んだことが育児に活きてきたり、その逆もあったりします。
今回は、そんな気づきを5つのポイントでご紹介します。
「うまくいかない前提」で構える大切さ
テニスはいくら練習を重ねても、理想のプレーに近づくことは難しいし、ミスのない完璧なプレーはできません。
プロの選手だってミスはします。
なので、一般プレーヤーの私たちは、ミスがあって当然なんです。
「よし、決まったー!」と攻めにいってもネットに引っかかるなんて、ザラにありますよね。
ミスするたびに落ち込んでいられないので、「まぁ、そういうこともあるよね」とミスを受け入れられるようになりました。
育児についても、子どもがなかなか寝なかったり、予定の時間に出発できなかったりして、思い通りにはいかないものです。
共通するのは、想定外のことは必ず起こるということ。
メンタルを乱されないためには、それを受け入れる寛容さが大切だということに気がつきました。
気持ちの切り替えがカギ!
テニスではミスを引きずると、次のミスを招いてしまい悪循環に陥ることがあります。
そのまま試合の流れを持っていかれて、負けてしまうなんてことも…。
気持ちの切り替えが勝負を分けると言ってもいいほど、重要なんです。
育児では、朝のバタバタした時間に子供へのイライラがMAX、なんてことよくありますよね。
その気持ちを引きずってしまうと、一日中モヤモヤした気分で過ごすことになってしまい残念なことになります。
テニスも育児も、気持ちの切り替えが大切であることを、日々実感しています。
ネガティブな気持ちを感じたときは、深く深呼吸をしたり、ぶつぶつ文句を言って対処しています。
ちょっと変な対処法かもしれないけど、ネガティブな気持ちを外に出すことで、気持ちの切り替えがしやすくなるのかな?
気持ちがスッキリするので、おすすめです。
「今この瞬間」に集中する

試合中、「次はミスしないようにしよう」とか、「勝ちたい」とか、色々なことを考えてしまい集中できない時があります。
そういう余計なことを考えてしまうと、逆にミスが重なってしまう、ということが何度もありました。
プレイ中は邪念を捨てるというのが、試合に勝つために重要なことだと経験から学びました。
育児についても、教育資金とか、保育園のこととか…子どもの将来のことで悩みや心配がつきません。
ある時、「心配ばかりしていて、今を楽しめていないんじゃない?」とハッとしました。
子供はあっという間に成長していくので、いまこの状態は今しか見ることができない、それを見逃したらもったいない!と思うようになりました。
それからは将来の心配よりも、今日できたことや、嬉しいと思ったことを大切にするようにしています。
今に集中することで、余計なことを考えず良いプレーができたり、心からものごとを楽しめる。心が整うんですね。
他人と比べない
テニスでは、上級者と初心者の技術の差は歴然です。
なのに、上手い人と練習していると、自分の出来なさが目についてしまって、自分がすごく下手だと感じてきます。
上級者と自分を比べて、悲観的になるようなら、比べることに何の意味もありません。
育児についても、ママ友が楽しそうに家族でおでかけしているのをSNSで見かけると、「子育てが上手くいってていいな」とか思ってしまう日もあります。
人と比べて落ち込むくらいなら、最初からSNSを見なければいいんですよね。
どちらも人と比べるのではなく、過去の自分と比べた時に成長しているか、のほうがよっぽど大事です。
周りに振り回されるのではなく、自分なりのスタイルを信じる強さが大切だと、気がつきました。
小さな継続が未来をつくる

テニスが上手くなりたいと思ったら、地味な練習をコツコツ続ける必要があります。
技術は一朝一夕では身につかないので、辛い時もありますが、やった分だけ必ず力になります。
私もそうやって、苦手なサーブやストロークを克服してきました。
子育ても毎日の声かけや手間が、子どもの成長にじんわり効いてきます。
「同じこと何度もいってるでしょ!」って怒ってしまうことがあるけど、いつかはきっと理解してもらえるはずです。
心を折らずに、コツコツ継続することは意外と難しい。
これが最高のメンタルトレーニングなのかもしれませんね。
まとめ
テニスも育児も、思い通りにいかなくて嫌な時があります。
だけど、だからこそメンタルを鍛えるのにちょうどいい。
日々のプレッシャーやイライラも、視点を変えると成長のチャンスになります。
育児とテニス、どちらも「私」を鍛えてくれる素敵な時間です。
あなたは最近、「心がぐらついた瞬間」はありましたか?
テニスや育児の中で、自分なりの切り替え方、ぜひ見つけてくださいね。