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35℃の真夏、シングルス4試合を実際に戦った私が使っていた暑さ対策グッズと、体力を保つための工夫をご紹介します。
「真夏の試合って、どれくらい過酷なの?」
去年までの私は、そんな疑問を持っていました。
でも、実際に気温35℃の中でシングルス4試合をこなした日は、思っていた以上に過酷でした。
ただ、そんな中でも倒れずに最後まで動けたのは、ある準備をしていたからでした。
この記事では、私が実際に助けられた「冷却グッズ」や「使い方の工夫」を、Q&A形式でわかりやすくまとめました。
「テニスが好き。でも暑さが不安…」という方の参考になれば嬉しいです。
▼この記事はこんな方におすすめです
目次
テニスコートって暑い…|熱中症ってどう防げばいいの?
どんな症状がでたら熱中症かもしれないの?
A.最初は「ちょっと疲れただけかな?」と思うような、軽い不調から始まります。
具体的には、
- めまい
- 筋肉のけいれん
- 脱力感
- 頭痛
- 吐き気
などが初期症状と言われています。(スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック(公益財団法人日本スポーツ協会))
熱中症ってどう防げばいいの?
A.ポイントは「太い血管を冷やす」こと。
首、わきの下、足の付け根などは太い血管が通っていて、そこを冷やすと効率よく体温を下げられるんです。
実際、私は
- 首に冷却ベルト(保冷剤)
- わきに保冷剤
- 足の付け根も保冷剤
を使ってクールダウンしていました。
なぜ保冷剤が効くの?
→身体冷却を用いることで暑さの中でも体温の過度な上昇を抑えることができ、運動能力や認知機能の低下、多量の汗による脱水を防ぐことができます。(熱中症予防5ヶ条(公益財団法人日本スポーツ協会))
試してよかった!冷却グッズを比較してみた
「どんな冷却グッズが効果的なの?」
そう思った方のために、私が実際に夏の試合で使ってよかったアイテムを、比較しやすく表にまとめました。
どれも楽天やAmazonなどで手に入るものばかりで、「首用」「わき用」「休憩中に使えるもの」など、使い方に合わせて選べます。

①アイスノン首元ひんやり氷結ベルト
首にかけるベルトで、中全体がカチカチに固まる保冷剤になっています。首全体を冷やせて、試合後のクールダウンには欠かせません。効果は最高だけど、見た目のおしゃれ感が控えめなので☆マイナス1つにしました。
②冷感タオル
水で濡らして、絞って、振るだけで使える冷却タオル。事前の準備がいらないのと、かさばらないのでいつもカバンに忍ばせています。
③④保冷剤
固くなるハードタイプがおすすめ。ケーキを買うときについてくるものなどを、普段から集めて使っています。100均にも売っています。
⑤ハンディファン(冷却プレート付き)
冷たい風を浴びることができる手持ちのファン。試合でほてった顔を、冷ますのに便利です。
⑥ハンディファン
手持ち扇風機。首にかけられるタイプなら、休憩中飲んだり食べたりしながらでも使えます。
+αで効いた!暑さ対策に役立つアイテム
移動や待機中は、冷却グッズだけでは正直しんどいです…。
そんなときに助けられたのが「日傘」や「帽子」などのグッズでした。
・折りたたみの日傘
軽いのでラケットバッグに入れっぱなし。試合前などは直射日光を避けて、体力の消耗を防いでいます。晴雨兼用なら、急な雨でも使えるので便利です。
・帽子
直射日光から頭を守るキャップ。直射日光を避けたいので、バイザーより帽子派です。
・アームカバー
接触冷感の商品なら、つけている方が涼しいです。日焼け防止にもなります。
・クーラーボックス
真夏のコートに持っていく必須アイテムです。飲み物・保冷剤・冷却タオル…全部キンキンの状態でキープできます。
ハードタイプなら、朝から夕方まで冷たさが持続します。ソフトタイプと比べて重いので、キャスター付きがおすすめ。大会で使っている人をよく見かけます。
図解で見る|試合当日の暑さ対策のリアル
「暑さ対策は試合の前から始まっている!」
テニスを続けてきて気づいたのは、暑さ対策は事前の準備も重要だということです。
本気で勝ちたい私が、試合前にしている工夫をご紹介します。
①試合数日前から
試合の時の暑さを想定して、クーラーを弱めたり、普段の生活で意識して汗をかくようにしています。
これは暑熱順化といって、熱中症になりにくい体をつくる方法なんです。
暑熱順化できていない(暑さに慣れていない)と熱中症になる危険性が高まります。
個人差がありますが、暑熱順化には数日~2週間程度かかります。
暑くなる前から運動や入浴で汗をかき、からだを暑さに慣れさせましょう。
②当日の朝~試合開始前
朝の移動時は車のクーラーを控えめにして、引き続き暑さに慣れるようにしています。
試合開始前は、小さめの保冷剤を両手で握って、手のひらを冷やしていました。
③試合中
小さめの保冷剤をポケットに忍ばせておき、時々手で握って冷やしていました。
コートチェンジのときは、保冷剤を首と顔に当てて、ほんの少しのクールダウン。
④休憩中
試合が終わったら、首にアイスノン冷却ベルトを着けて、両脇に保冷剤を挟みます。
そして靴、靴下を脱いでサンダルに履き替え足を開放。末端から熱を放出して、クールダウンしていきます。
次の試合まで
②から④を繰り返します。
猛暑日の持ち物チェックリスト|35℃の試合を乗り切った装備まとめ
この記事で紹介した内容をもとに、実際に私が持って行ったグッズを一覧にまとめました!
✔ 持ち物に迷ったら、このリストを見て準備してみてくださいね。

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まとめ|念入りな準備で試合に勝つ土台を作る
真夏の試合は、体力だけでなく準備力が勝負の分かれ目。
実際に35℃の中シングルス4試合をこなして感じたのは、「生きて帰ることが一番大事」ということでした。
ちょっとした冷却グッズや水分補給の工夫が、プレーの質だけでなく安全にも直結します。
今年の夏もテニスを楽しむために、ぜひ自分なりの「暑さ対策セット」を準備してみてくださいね。
【注意】
具合が悪くなったら、無理せずすぐ中止・休憩を。どんなときも自分の体調を最優先にしてください。
参考文献・情報元
- 公益財団法人日本スポーツ協会|スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック
- 公益財団法人日本スポーツ協会|熱中症予防5ヶ条
- 厚生労働省|熱中症を防ぐために知っておきたいこと熱中症予防のための情報・資料サイト
- 環境省|熱中症環境保健マニュアル2022