最近出たシングルスの試合を振り返ります。
対戦相手のレベルが高く、「歯が立たない」とはこういうことか…という経験をしました。
3分練習の時に、すでに相手の強さがわかっていました。ストロークもサーブもボールが重い…。
試合が始まってから終始劣勢で、本当に強い相手に、ボコボコにされる感覚。
でも、そんな中でも「食らいつく気持ち」で2ゲームを取れた自分に、ちょっとだけ誇りを感じました。
今日はその時の記録と、気持ちの整理を書いてみたいと思います。
試合前の私の気持ち
試合の前は、「強い人はA級に出るだろうから、B級ならそこそこ戦えるかな〜、もしかしたらいけるかも?」という希望もありました。
前日に軽くシングルス練習もしていたし、調子は悪くない。
対戦相手は見た目も話し方も可愛らしい感じの方だったので、最初はそこまで圧を感じませんでした。
試合中に感じた“レベルの違い”
1ゲーム目、最初はサーブを返すことすらできず、「やばい…」というのが正直な感想。
重いサーブをなんとか返しても、次で打ち込まれてしまう。
相手のやりたい放題やられっぱなしで、ラリーを続けるのが難しかったです。
スコアはどんどん離れていくので、正直、心が折れかけました。
あまりに力の差がありすぎるので、周りから可哀想だと思われてるんじゃないか、と余計なことまで考えてしまう始末…。
それでも2ゲーム取れた理由
確か1ゲーム目は1ポイントも取れなかったんじゃないかな。
でも、「このまま0ゲームで負ける訳にはいかない!やれることは全部やろう」とベンチで決意しました。
浅いボールを気持ちよさそうに打ち込んで来るので、なるべく深く、高めのロブを打つ作戦を試してみることにしました。
ラリーを続けるのは、相手のプレイスタイルと違うようで、少しやりにくい様子。
3往復ぐらい続いた後、相手が打ち込んでくるボールがアウトすることで、多少ポイントをゲット。
2ゲームで1本勝負に持ち込み、ギリギリのところでゲームを取れました。
試合後の気持ちと、今思うこと
正直、かなり悔しかったですが、良かった面もあります。
一つは、上手い人のボールを直に受け、体感できたこと。
この勢いのボールを自分も打ってみたい!と目標が明確になったし、パワーを逃がさない打ち方のフォームを真似しようと思ってじっくり観察させていただきました。
もう一つは、今までほとんど成功していなかったチャンスボールの打ち込みができたこと。
練習不足なのもあって一か八かなんですよね…。精度が低いから試合で打つ勇気がなかったんですけど、思い切って打つことができました。
今までできなかったことができたのは、一番の収穫でした。
まとめ
テニスでは、勝つことだけがすべてじゃないと思えた試合でした。
完敗した試合ほど、心に残るし、次に進むきっかけになるんだな、と実感。
「格上の相手に歯が立たないながらも諦めずに、あの2ゲームを取った自分」を忘れずに、また練習していこうと思います。